イッタラ展レポ
おはこんばんちわ、葉紙朗です。
先日、長崎県美術館で開催されていたイッタラ展〜フィンランドガラスのきらめき〜に行ってきたので、感想など書いていこうと思います。
写真撮影Okだったので映りの良いものを何枚かご紹介します!
入ってすぐにアアルトベース達がお出迎え。
優しい色味と高い透明感で、サイズもバスケットボール大の物まであり、思ってたより大きくインパクトがありました。
展示室にはアイノ・アアルト、アルヴァ・アアルト、カイ・フランクなど著名なデザイナーの方々の作品が並びます。
めちゃめちゃ透き通ってたカイ・フランクのピッチャー。色も鮮やかです。
イッタラのカラーサンプルの展示。階段状になっており、厚さによる色の変化を確認できるそう。
[技術力と発想力の融合]
彼らのアイデアは自然と共にある生活の中から生まれてくるそうです。ヨーロッパの自然ってめちゃくちゃ雄大で綺麗ですからね〜。行ってみたいな。
特にこれ、春の雪解けから着想を得たという、脚に水が滴るようなデザインを採用した食器群がとても美しかったです。発想も素晴らしいですが、発想を実現する技術もすごい。両方が支え合って新しいデザインが生まれていくのでしょう。
[展示と我々]
ところで、皆さんは美術館・博物館で作品を見る時、しっかりと作品と向き合えていますか?
今回撮影OKというのもあり写真を撮りまくっていたんですが、その中でふと我に返って、
「俺、作品を見ていないんじゃないか?」と、気付いたんです。
もちろん目で見てはいるんですが、それだけ。映えるスイーツの写真だけ撮って捨てるようなことをしているような感じ。
穴が開くほど見つめて、表層からディテールまで観察し、解釈し、飲み込む。頭の中で思い描けるほど記憶する。やってみましたが結構難しかったです。日頃インターネットで情報を次々と処理している代償に1つの物をしっかり咀嚼する能力が劣化しているような気が⋯。
頭の中で自分と展示物の一対一の空間を想像して向き合ってみると小さな発見があり、それが増えてその物に対する解像度が上がっていく。そうしてしっかり記憶に刻まれたものがきっと、アイデアを捻り出す時に無意識に役に立ってくれるのではないでしょうか。
最後に、出口でカイ・フランクのグラスと図録を買っちゃいました。
展示で見るものとはまた一つ違った姿を日常生活の中で見つけていきたいなと思う次第です。この作品と一対一で向き合って。
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ここまでお読みいただき本当にありがとうございます!拙い文章ですが楽しんで頂けたでしょうか。
ご指摘、ご感想等Xのリプやコメントで頂けましたら幸いです。
では、よい1日を〜!
初投稿のご挨拶
こんにちは!葉紙朗です。
皆さんは日常生活の中で、自分の言葉を綴ってそれを残したいと感じることはあるでしょうか。
自分はよく一人旅をするのと能書きやら独り言やらが多い性格なので、出会ったことあったことに何かを思うことはあれど、これまで記録することはあまりなかったんですよね。
それと、自分はデザイナー志望なんですが、デザイナーとして活躍されている人達を見ていると、自分の考えを文字にする、整理する、発信する力って最近すごく大事なんじゃないかって思ったんです。
そんな感じの理由で日頃の成果物、出来事について書いてまとめてみたいなとブログをはじめてみました。いざ書いてみるとなんか少し恥ずかしいですね。